マンションで犬と暮らす場合の防音対策6選|愛犬と幸せに暮らすために取り入れよう

マンション 防音対策

近年ではペット飼育可のマンションが増えたことで、犬を飼いたいと希望する人が増えています。

特に小型犬はマンションでも比較的飼いやすく、犬種を選べば初めてペットを飼う人でも安心して育てることができます。

すぐに家族の一員として馴染み、毎日の生活を明るくしてくれることでしょう。

しかし、マンションで犬と暮らしていると周囲から音がうるさいとクレームがくるなど、トラブルを引き起こすケースもあります。

本記事では、マンションで犬を飼う際の防音対策や注意点について紹介していきます。

マンションで起こる犬の騒音トラブルとは?

マンションで起こる犬の騒音トラブルとは?

マンションでの騒音トラブルといえば、小さなお子さんがいる家庭でよく起こる印象がありますが、ペット可のマンションが増えたことで、犬を飼っている家庭でのトラブルも増加しつつあります。

そこで、マンションで犬を飼うとどのような騒音トラブルが起こるのか確認していきましょう。

現在、マンションで犬を飼おうか悩んでいる人は参考にしてください。

【犬の騒音トラブル①】鳴き声

犬の騒音トラブルで一番起こりやすいのが、犬の鳴き声によるものです。

チワワやトイ・プードル、ポメラニアンなどの小型犬は、マンションで飼う犬として人気ですが、非常に怖がりなため少しの物音でも吠えやすい傾向があります。

たとえば、留守番中に宅配や来客時のインターホンにしつこく吠えるかもしれません。

さらに、小型犬の甲高い声は周囲の住人に不快感を与える可能性も十分に考えられます。

【犬の騒音トラブル②】足音

犬の足音は、普通に生活している中で気にならない人が多いでしょう。

しかし、一階であれば問題にならない場合でも、下に住人がいる場合には、想像以上に犬の足音が響いていることがあります。

中型・大型犬だけでなく、体重の軽い小型犬でも同じように、住人からクレームがくることもあるので注意が必要です。

とくにカーペットな敷かれていない場合は、爪のカチャカチャという音が下に響き不快に感じる人もいます。

マンションでできる犬の防音対策6選

マンションでできる犬の防音対策6選

マンションで犬を飼う際は、近隣住民への配慮だけでなく、飼い主と愛犬が快適に暮らすためにも、防音対策が重要です。

本章では、飼い主が愛犬にできることや、居住空間で取り入れられる防音対策を6つご紹介します。

簡単に実践できる工夫もあるので、ぜひ積極的に取り入れてみてください。

①防音カーテンを設置する

簡単に防音対策を始めるなら、防音カーテンを取り付けることから始めてみてください。

防音カーテンは、人の話し声や物音を遮る効果があり、犬の鳴き声を軽減するのにも役立つおすすめのアイテムです。

防音カーテンは種類が年々増えており、オシャレなデザインのものもあるので、女性の一人暮らしでも取り入れやすいでしょう。

ただし、防音カーテンは通常より分厚く作られており部屋が暗くなりがちです。

暗くなるのが嫌な場合は、今使用しているカーテンの裏に取り付けるタイプもあるので検討してみてください。

②壁に防音パネルを設置する

壁に取り付ける防音パネルも、自宅でのリモートワークをする人が増えたことにより、現在では多く普及しています。

近くのホームセンターや、インターネットでも販売されているので手に入りやすくなっています。

切ったり加工したりする必要がなく、そのまま貼り付けるだけで設置できるため、意外と簡単に挑戦できるアイテムです。

防音パネルの値段は幅広いですが、安価なものでは効果が薄いことも多いです。

ただし、高価な商品を選ぶと、部屋の広さによってはかなりの費用がかかることもあるため、商品選びは慎重に行いましょう。

③ドアの隙間を埋める

意外に見落としがちなのが、ドアの隙間です。

マンションによっては、よく見るとドアに隙間が生じている可能性があるため、自宅のドアの隙間もチェックしておきましょう。

もし隙間が見られれば、犬の鳴き声が漏れてしまうのでドアの隙間を埋める「隙間テープ」を貼るのをおすすめします。

ホームセンターで数百円で購入できるので、費用は他に比べて安くすみます。

隙間テープのみでは防音効果としては薄いので、他の対策方法と組み合わせると効果的です。

④無駄吠えしないようにしつける

そもそも、犬が無駄に吠えなければトラブルが起きにくいものです。

しつけは愛犬の年齢が若ければ若いほど入りやすいので、子犬から迎えた場合はトイレトレーニング同様に、無駄吠えのしつけもはじめましょう。

もし成犬で無駄吠えしてしまう場合は、プロのトレーナーに相談するなど根気よくしつけを行ってください。

犬が吠える時は、何かに警戒している、ご飯や散歩などを要求している可能性があります。

何に対し吠えているか考えると、しつけもしやすくなるでしょう。

吠えた時に叱る声がうるさいと言われるケースもあるので、吠えても構わないようにして冷静な対応を心掛けてください。

⑤防音ケージを利用する

犬の鳴き声や吠えの対策に高い効果を得たいなら、防音ケージが良いでしょう。

防音ケージの良いところは、犬が発する音だけでなく外部からの音も聞こえにくくしてくれます。

音に敏感に反応してしまう犬でも、落ち着いて過ごせるので吠え癖も落ち着くことでしょう。

一方で、防音ケージのデメリットとしては全体的に値段が高いことが挙げられます。

サイズによって異なりますが、数十万円を超えるケージが多いです。

レンタルサービスがあるので、しつけができるまで借りるのも良いでしょう。

費用を抑えるためには、今所有しているケージに巻くタイプの「防音ケージカバー」もあるので、検討してみてください。

⑥床に防音マットやジョイントマットを敷く

犬の足音や爪の音を抑えるためには、床にカーペットなどを敷くのがおすすめです。

できれば、防音マットを敷いておくと高い効果が期待できますが、少々値段が高くなるかもしれません。

その場合は、手軽に購入できるジョイントマットでも良いでしょう。

カーテンと同じく、設置するだけで音がしにくいので簡単な防音対策の一つです。

マットやカーペットを敷くと愛犬が粗相をする可能性が出てきますので、部分的に取り外しやすいタイプを選んでおくと、万が一の際もスムーズに対応できます。

また、マットを敷くことで防音対策だけでなく、フローリングで愛犬が滑ってケガをするリスクも軽減できます。

愛犬の安全のためにも、できれば床にマットを敷いてあげると良いでしょう。

マンションで犬の防音対策をする場合の注意点

マンションで犬の防音対策をする場合の注意点

マンションで犬を飼う際には、さまざまな方法で防音できることが分かりました。

簡単な対策方法もあったので、早速試そうと思った人もいるでしょう。

しかし、防音対策を講じる前に気をつけておくべきポイントがあります。

取り返しがつかないことになる前に、マンションで犬の防音対策をする場合の注意点2つを確認しておいてください。

賃貸物件の利用規約を確認する

賃貸物件には、必ず利用規約が定められています。

利用規約を正しく理解しておらず違反してしまうと、修繕費用を払う義務が発生する恐れがあります。

賃貸で禁止されていることは、各物件によって大きく変わります。

たとえば、壁に貼り付けたものを剥がした時に壁紙を破ってしまった、床材を傷つけてしまったなどがよくあるケースです。

想像以上に高額な費用になる可能性もあるので、ルールはしっかり把握しておく必要があります。

他にも、犬のサイズ制限や頭数制限などについても規約が設けられているケースも多いので、犬を迎える前には必ず利用規約について、管理会社や大家さんに確認してください。

愛犬の安全面に配慮する

近隣とのトラブルを防ぐことは大事ですが、愛犬が安心安全に過ごせるかにも注意を払いましょう。

生活の中で、震災など思わぬことが起こる可能性もあります。

防音対策として物を置く場合は、転倒しないかどうか考えてから場所を選んで設置してください。

壁に取り付ける防音アイテムは落下も心配なので、滑り止め対策などして安全を確保しましょう。

定期的にメンテナンスを行うことも忘れずに行うと、より安心です。

まとめ

本記事では、マンションで犬と暮らす際に起こる騒音トラブルについて解説してきました。

マンションで犬を飼うと、鳴き声や、足音による近隣トラブルが起こりやすいです。

契約しているマンションの利用規約を確認した上で、自宅に取り入れやすい防音対策を選んでください。

かわいいペットと気持ちよく生活するためにも本記事を参考に、吠えないしつけをしつつ、マナー良く過ごせるようにしてください。